学習すべきプログラミング言語

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何を学べばいいんだろう?

【プログラミング言語とは】でも触れましたが、どのプログラミング言語も基本の文法はあまり変わりません。そのため、どんな言語を学んでもプログラミングの基礎を習得することは可能です。

その上で、学習すべきプログラミング言語は、何を作りたいか、どんなプログラムを作成するのに向いている言語かなど、適性を加味して選択するとよいでしょう。

また、小学生~中学生までにプログラミング言語を学びたいと思ったら、Scratchなどのビジュアルプログラミング言語がおすすめです。タッチパッドやマウスで簡単に操作できるので、文字での学習が難しい低年齢でも学習しやすくなっています。

テキストプログラミング言語の学習が難しいと感じたときにはビジュアルプログラミング言語を使ってみると、構造を視覚的に把握しやすくなるため学習の手助けになるかもしれませんね。

ビジュアルプログラミング言語の種類

文字を使ってプログラムを作成する「テキストプログラミング言語」に対し、ブロックやカードのような形を組み合わせてプログラミングする言語を「ビジュアルプログラミング言語」と呼びます。文字の使用が限定的なため、低年齢でもプログラミングを学びやすいという利点があります。

それではビジュアルプログラミング言語を3つの特徴に分けてご紹介しましょう。

<ブロック型>

複数のブロックを組み合わせてプログラムを作成していきます。プログラムの構造自体はテキストプログラミング言語と似ているので、こちらのタイプを学習しておくことでテキスト言語の学習がスムーズに感じるかもしれません。

代表的なブロック型言語

Scratch(スクラッチ)

MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで開発された言語。子どもたちがプログラミングを楽しく学習できることを目的に開発され、子ども向けのプログラミングスクールでも多く採用されている。

ScratchJr(スクラッチジュニア)

Scratchを簡略化した言語。ブロックを横一列に並べるだけでプログラムでき、タッチ操作と合わせてScratchよりもさらに操作しやすくなっている。

GoogleBlocky(グーグルブロックリー)

Googleが開発したJavaScriptライブラリで、ブロック型ビジュアルプログラミングアプリを作成することが可能。Blockyを利用したBlockyGamesという、パズル感覚でプログラミングを学習できるツールがある。

<フロー型>

機能や条件などが記載されたいくつかのパーツを線でつなぎ合わせ、フローチャートのようにプログラミングしていきます。プログラムの流れが視覚的に掴みやすく、直感的にプログラミングできるという特徴があります。

代表的なフロー型言語

MESH(メッシュ)

SONYが開発したフロー型プログラミングツール。センサーやスイッチなどの機能を組み合わせてIoTを実現する。

<独自ルール型>

ブロック型やフロー型以外の、独自のルールでプログラミングする言語・ツールです。動かしたいものを自分で描き、属性を指定して動きを制御したりとかなり直感的な操作をすることができるツールもあります。テキストプログラミング言語との互換性は低い場合もありますが、アイデアを形にしやすく、創造力や発想力を高めるのに最適です。また、文字を介さずに操作できるツールでは、小さな子どもでも楽しくプログラミングを体験できます。

代表的な独自ルール型言語・ツール

Springin'(スプリンギン)

スマホやタブレットで絵を描いて動かし、ゲームや絵本などを作成することができる。それぞれの絵に属性をつけるタッチ操作で、簡単に、直感的に作品を作ることが可能。

Viscuit(ビスケット)

Springin'同様、自分で描いた絵を動かしゲームや絵本などを作成できる。「えんぴつ」で絵を描き、「メガネ」というツールを使って絵を動かす。

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