プログラミング言語とは

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プログラミングの言葉

プログラムを作るときに使う言葉、つまりコンピュータに命令する言葉が『プログラミング言語』です。

実はコンピュータは『機械語』という特殊な言葉を使います。0と1の羅列だけで表現され、人間がパッと見て理解するのはほとんど不可能に近いです。
本来はコンピュータへの命令も機械語で指示する必要がありますが、人間が機械語を使って命令するのは至難の業。

そこで人間の命令を機械語に翻訳するために『プログラミング言語』が作られました。

最初はいくつかの0と1の羅列をまとめて簡単な英単語に置き換える単純なものでしたが、コンピュータの発展とプログラミング技術、思考の向上により段々と複雑化していきました。そして今では人間の言葉に近い言語が使われています。

現在使用されているプログラミング言語にはいくつかの種類がありますが、基本の文法はどれもあまり変わりません。そのため、一つのプログラミング言語を学習することで他のプログラミング言語にもその知識を応用することができます。

プログラミング言語の種類

私たちが何かを伝えたり誰かと会話をするのには『言葉』を使いますね。
日本語や英語など、世界には言葉を使うための単語や文法がたくさん存在しています。

コンピュータの世界でも同じようにたくさんの言葉が存在します。

これまでの歴史上、使われるコンピュータや機械、環境によってさまざまなプログラミング言語が作られてきました。その数は200種類以上と言われていますが、今ではほとんど使われなくなった言語もあります。

ここでは現在主に使用されているプログラミング言語の中からいくつかご紹介します。

Java(ジャバ)登場時期:1995年~

システム開発、Webアプリケーション開発等さまざまな開発に利用されている。WindowsやMacなどのOSに依存しない。オブジェクト指向型の代表的なプログラミング言語。

Python(パイソン)登場時期:1991年~

大規模なWebサービスやAI(人工知能)開発に利用されていることで有名。YouTubeやInstagramもPythonで開発されている。

C++(シープラプラ、シープラ)登場時期:1983年~

初期のプログラミング言語のひとつであるC言語にオブジェクト指向を加え、C言語より効率よくプログラミングできるように作られている。

C#(シーシャープ)登場時期:2000年~

マイクロソフト社によりC++とJavaを元に開発され、両者のメリットを組み合わせた言語になっている。C#とUnityを使ったゲーム開発が有名。

PHP(ピーエイチピー)登場時期:1994年~

サーバサイドのスクリプト言語。動的にWebページを生成することができるため、CMSやECサイト、SNSなどのWebアプリケーションの開発に向いている。

Ruby(ルビー)登場時期:1995年~

まつもとゆきひろ氏によって日本で開発された。オブジェクト指向型のスクリプト言語。フレームワークを利用して開発工程を短縮することができる。

JavaScript(ジャバスクリプト)登場時期:1995年~

通常はWebブラウザ上で実行されるインタープリタ型の言語。動的にWebページを書き換えることができ、HTMLと組み合わせて簡単に開発できる。

次の言語は厳密にはプログラミング言語ではありませんが、Web開発やシステム開発でプログラミング言語と組み合わせてよく使用されるためご紹介します。

HTML(エイチティーエムエル)

Webページを作成するための言語。タグと呼ばれる印で文字や文章を挟み、見出しや本文などの意味を持たせて構造化する。タグを解読するWebブラウザで読み込むことでWebページを表示できる。

CSS(シーエスエス)

Webページのレイアウトやデザインを設定するための言語。HTMLと組み合わせて使用される。HTMLが文章の構造を表現するのに対し、CSSはデザインを表現する。

SQL(エスキューエル)

データベースを操作するための言語。データベース(たくさんの情報が分類されて保存されている箱のようなイメージ)からデータを取り出したり、データを定義したりできる。

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